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VRでのハイキング体験は、参加者の主観的ストレスを顕著に減少させ、気分・マインドフルネス・自然との結びつきスコアを向上させた。10名の大学生が Meta Quest 2 ヘッドセットを装着し、ガイド付きウォーキングと 3 つのチェックポイントで呼吸法や観察タスクを実施した。
実験前後のアンケートでは、ストレススコアが平均 3.30 から 1.90 へ、気分スコアが 3.60 から 4.50 へ、自然結びつきが 2.50 から 3.50 へ、マインドフルネスが 3.20 から 4.40 へと変化し、すべて Wilcoxon 符号付き順位検定で統計的に有意であった(p=0.006,0.014,0.015,0.006)。
質的分析では、参加者は「逃避感」「リラックス」「実際の身体運動が恋しい」といったテーマを報告。1 参加者は「リラックスできたが、全身を動かす感覚が恋しい」とコメントした。
ただし、VR ハイキングは身体的負荷がなく、風や温度といった多感覚刺激が欠けているため、実際のハイキングがもたらす心拍数上昇やエンドルフィン放出といった生理学的恩恵を十分に再現できない。