ToU‑NEM(時間帯別正ネットエネルギー計測)料金では、太陽光パネル(PV)と蓄電池を同時に導入するプロシューマーの最適運用と投資は、解析的に求められます。解析は料金パラメータを 6 つに分割し、各領域で PV と蓄電池が補完関係になるか、代替関係になるかを示します。<br><br>解析は費用最小化プログラムにより定式化され、導入・放電スケジュール、PV 直径、蓄電池容量を変数とします。輸入価格と輸出価格の順序を利用してバイリニア項を線形化し、線形最適化に変換しました。<br><br>マサチューセッツ州の 500 転単家庭を対象にしたケーススタディで、2018 年の需要と PV 発電データを用いてシミュレーションを実施しました。サンプルはピークとオフピークへ集計され、2025 年規格価格で PV の $2,950 /kW、蓄電池の $972 /kWh を採用しました。三つの料金設計(P、O、B)に対し、解析結果と一致する形で PV と蓄電池の採用パターンや電力会社の正ネットコストが確認されました。<br><br>理論は需給予測が完全で、需要は決定的、ネットワーク制約が無いという仮定に基づくため、実運用における不確実性には注意が必要です。<br><br>図 1(TABLE I)は解析で導出された 6 つの価格領域と最適 PV /蓄電容量の決定規則を示し、図 6(Fig. 6)はマサチューセッツ州ケースで PV と蓄電池のコスト変動が採用と電力会社の正ネットコストに与える影響を可視化しています。
表1には、PV容量g*が導入価格cgと閾値Φに基づいて変化する6つの価格領域を示す。各領域の条件と対応するg*値が表形式で提示されている。| Reg. | Cond. on cg | g∗ | Reg. | Cond. on cg | g∗ |
|---|
| (A) | cg>Φ++ | 0 | (D) | cg>Φ++ |