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ggincertaは、既存の不確実性可視化を「レイヤー」として扱い、ggplot2 の構文と統合した新しいRパッケージです。作業は1つのレイヤー記述で完結し、複雑なマップキーの手動組み合わせが不要になります。
パッケージは geom_sf() に duo() 美学を追加し、二変量コロプレスマップ(値と不確実性の両方を同一図に表現)を簡単に描画できます。bivariate_scale() をはじめとする新しいスケールとガイドにより、データ変換、パレット選択、ガイダンスを細かく制御できるため、従来の Vizumap で必要だった数多くの関数呼び出しを一段階短縮します。
実際のデータセット(三つのケーススタディ)—バングラデシュの小児栄養不足、脳 fMRI の測定値、農作物改良実験—に対し、ggincerta は柔軟性と視覚的ストーリーテリングの能力を発揮しました。
その一方で、双属性マップ(図形内に中心値のシンボル、外側に不確実性の塗りつぶし)を用いると、背景の明度変化がシンボルの色認識に影響を与える「同時対比」効果が起きる可能性があります。著者は、色コントラストを低減するために無彩色背景を採用することを推奨しています。